2020年2月1日土曜日

19世紀つながり


2月です。
逃げる2月。当店の営業カレンダーはこちら

本日、ストームグラス(テンポドロップ)というのを入手しました。
19世紀ごろに使用されていた気象予報器具で、
その日の気象によって中の結晶が変化する、というものです。
グラスの中の溶液が安定するのに、設置してから一週間ほどとありましたので、
一週間後には結晶が育っていると思います。
こういうものを見ると子供のようにワクワクして、
すぐに欲しくなるのが困ったものです。
それも地球儀型が欲しいと、探して見つけたときは喜びもひとしお。



動画でご覧ください




19世紀と言えば、フランスでドリップ式ポットの発明や、パーコレーター、
イギリスでサイフォン(19世紀中頃)の発明などヨーロッパで
珈琲文化が飛躍した頃であり、
また日本で太田蜀山人による珈琲の感想が記されたころでもあります。

「紅毛船にて"カウヒイ"というものを勧む、豆を黒く炒りて粉にし、
白糖を和したるものなり、焦げくさくて味ふるに堪えず」

オランダの船でコーヒーすすめられて飲んだけど、まー焦げ臭いのなんの、
飲めた代物じゃなかったよ
と感想を述べてます。
今の日本の珈琲事情を知れば驚くことでしょうねぇ。
ストームグラスで天気を占いながら、
大海原で珈琲を飲んでいる人たちを思い浮かべてしまいます。




追記【2/2 のストームグラスです】

説明書には溶液安定するまで1週間ほどとありましたが、活発に動いてます。



コーヒーの酸味