2020年2月13日木曜日

夜宮養蜂倶楽部近況

4月からはじまった養蜂。
現在は巣板丸見えの瀕死の状態となっています。



おそらく蜜源地かどこかでの、何らかの薬剤の影響だと思われますが、
10月に赤い舌のようなものを出して大量死。
そこから蜂の数が減少の一途をたどり、
本来蜂球といって、おしくらまんじゅうのように体寄せ合って保温に努めて
越冬するのですが、体力のない群れでは保温が出来ず凍え死ぬ蜂までも💦
いろんな方のアドバイスで、今は巣箱の段を減らし緩衝材を巻いて保温と給餌で頑張っています。
そして今でも、弱弱しくも必死に花粉を運ぶこんで子育てをしてるらしい彼女たち。
もう解体してもいいのでは、という意見も頂きましたが、
蜂があきらめてない以上は応援しなければいけません。

本来人の手のいらない野生の生き物ですが、少しでも手を入れることで
無事春を迎えられたらなと思います。

ミツバチの姿を見ていると世界の縮図を見てるようです。
少し意識をかえて人の保護の手を差し伸べれば失われずに済んだものも多いのだろうと。
これからも自分たちのツケを払わないければいけないことは多く起きると思いますが、
少しでも意識を変えることで防げたらと、緩衝材を巻きながら思いました。



2020年2月1日土曜日

19世紀つながり


2月です。
逃げる2月。当店の営業カレンダーはこちら

本日、ストームグラス(テンポドロップ)というのを入手しました。
19世紀ごろに使用されていた気象予報器具で、
その日の気象によって中の結晶が変化する、というものです。
グラスの中の溶液が安定するのに、設置してから一週間ほどとありましたので、
一週間後には結晶が育っていると思います。
こういうものを見ると子供のようにワクワクして、
すぐに欲しくなるのが困ったものです。
それも地球儀型が欲しいと、探して見つけたときは喜びもひとしお。



動画でご覧ください




19世紀と言えば、フランスでドリップ式ポットの発明や、パーコレーター、
イギリスでサイフォン(19世紀中頃)の発明などヨーロッパで
珈琲文化が飛躍した頃であり、
また日本で太田蜀山人による珈琲の感想が記されたころでもあります。

「紅毛船にて"カウヒイ"というものを勧む、豆を黒く炒りて粉にし、
白糖を和したるものなり、焦げくさくて味ふるに堪えず」

オランダの船でコーヒーすすめられて飲んだけど、まー焦げ臭いのなんの、
飲めた代物じゃなかったよ
と感想を述べてます。
今の日本の珈琲事情を知れば驚くことでしょうねぇ。
ストームグラスで天気を占いながら、
大海原で珈琲を飲んでいる人たちを思い浮かべてしまいます。




追記【2/2 のストームグラスです】

説明書には溶液安定するまで1週間ほどとありましたが、活発に動いてます。



コーヒーの酸味