先日は玉露のセミナーを受けてまいりました。
美味しい茶はいいお出汁になる事を実感した夜宮です。
ちょっと真面目な話。
お茶は好きでもコーヒーは苦手とおっしゃる方の多くがコーヒーの酸味が嫌いと言います。
コーヒーの酸味の正体はコーヒーに含まれるクロロゲン酸が熱を加えられることで生まれるキナ酸、含まれている糖がカラメル化する事で生まれる揮発性の酢酸、そのほかリン酸クエン酸などによるものです。
これらは焙煎を深くすることで酸味の度合いが少なくなってその分苦味へと転化していきます。
酸味が嫌いな方がコーヒーを選ぶ時は少し焙煎の深いものを選んで、コーヒーを淹れる時に85度以下のお湯でいれると酸味をあまり感じないで頂けます。
それでも強く感じる時は豆の特性(モカやグァテマラ等)や焙煎具合によるもの(見た目より実際は煎りが浅い等)、使用している水等が考えられます。
すでに浅煎りの豆を買われている場合もいつもより若干温度を低めに入れてみてください。ミルをお持ちの方は挽き目を少し荒めに。それだけでも変わってきます。
いつもお客様にお願いしている事ですが、どこで買われた豆にしろ最後の一杯まで楽しく美味しく飲む工夫をして下さると嬉しいです。もちろん努力の範疇を超える場合はありますが