近々、店内のクロスの張替えと照明の交換、及びトイレのリフォームを行います。
またご迷惑をおかけすることになりますが、
よろしくご協力お願いいたします。
実は来年の8月に30周年を迎えたのち、
店を継続するか休業するかを考えておりました。
海外資本の参入、拡大。コンビニの台頭。
また北九州、福岡と若手の活気あふれる自家焙煎店の増加。
商品の多様性、効率、スピード、目まぐるしい変化と革新、進化。
華やかさとスタイリッシュさが求められるカフェ業界にあっては、
当店は何かにつけまどろっこしく、駐車場もなく、年老いた焙煎機と、
これまた年代物の店主がいるだけの古臭い融通利かない頑固な店です。
珈琲店というには少ない商品の数、
駐車場もない、ケーキを置かない、
お客様が必要としなければ、お冷も出さない。
ドリップバッグも依頼がなければ作らない、
テイクアウトはお断りする、
豆がなくなったらその場で終わり。
。。。こうしてみるとホント失礼な店ですね。
ですが。
ここ最近増えた声が
駐車場がないから足が遠のいたけど、
もう車を捨てたから又通います
一人でここにいると落ち着きます
ここに来ると父と母を思い出します
このお店の珈琲が一番好きです
このお店は美しいですね(海外のお客様から仰っていただきました)
休業するならリフォームしなくてもいい、と思っていましたが、
お客様だけでなくそのご家族の思い出があり、
二十年たっても覚えていてくださるお客様がある。
そういった声を頂くにつれ、もう少し頑張るなら、せめてトイレの段差を低く入口の手すりも使いやすく、と手を入れることにきめた次第です。
まだまだ当店の焙煎機には働いていただかねばなりません。