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2019年3月21日木曜日

こだわる。

あまりに、のんびりな当店を心配してか、
もっとお店のこだわりをアピールしたらいいのに、とアドバイスを頂きます。
こだわり。
当店にあるこだわり。
思いつくことがありません。

「珈琲豆を吟味してます、きれいな豆にするため選別してます、
スペシャリティコーヒーを使用してます、
豆の個性をいかすよう焙煎を工夫してます、新鮮な豆を提供するようにしてます。
ブレンドには細心の注意をしていますetc」

それはこだわりでしょうか。
美味しいと思っていただける珈琲を作るうえで当然のことではないかと思うのです。
当店は開店以来、それを当たり前のこととして当たり前にしています。
一杯のコーヒーを飲んで頂いて、ほっと笑顔がこぼれる。
その一瞬のためだけにする努力や労力は当たり前のことなので、
それをことさら声高に言うのは恥ずかしい。
そして努力してるつもりでも、美味しい珈琲を作るのは至難の業です。
毎回、この程度の珈琲なのかと壁に当たり、穴があれば入りたいくらいの
力量のなさを痛感しています。

お店のポリシーや理念をアピールをすべきは、これからコーヒー業界を牽引していく、
柔軟な思考と行動力のある若い世代の方たちです。

しいて「こだわり」があるとすれば、
当店らしい珈琲をお出しする。その努力をする。それだけです。