ギフトの季節になりました。
この時期になると髪の毛が抜けそうな気分になる夜宮でございます。
今年で店舗オープンから30年になりますが、
「身の丈」という言葉が実感されるようになりました。
この30年、それなりに波乱万丈ありまして。
人の連帯保証人になって借金を二千万ほど丸抱えし、
閉店の危機がありました。
新たに始めた事業が軌道に乗らずその借金も。
メンタル面で珈琲の焙煎が出来なくなったこともあります。
そして今はコロナに豪雨災害。
そういった中でも、なんとはなしに今までこれたのは
お客様の支えがあったのは第一義に、
無理せず地道に細々とわずかな灯を頼りに歩んできたからだと思います。
流行ってる店を見れば羨ましいなと思いますし、
オシャレで素敵なお店を見れば、自分の店にため息をつくこともあります。
もう少しこうできれば。あそこも改装できれば。
パッケージもこういう風にできれば。
他所の芝生が青く見えるのは世の常人の常。
結局ゴミになる過剰で華美な包装はいらない
過剰な宣伝もいらない
アイス用、カフェオレ用と区別して販売する必要はない
管理が難しくなるほど種類は置かない
一日に何十キロも販売するより
責任もって間違いなく管理できる量を焙煎する
売切れてお客様にお待たせするご迷惑はおかけしても
当店らしい珈琲をお渡しする
そうして引き算ばかりしているうちに、
身の丈にあった店舗運営が出来ているように思えます
ただメンドクサイの嫌なだけだろ?とは天の声。
・・・いい勘してます😆