相変わらず蜂ボケ夜宮です。
焙煎機も金属なので、熱による膨張と収縮で、
少しずつ本体のドラムの位置がずれてきます。
そのメンテ時期を教えてくれるのが、焼けむらした珈琲。
こうした焼けてない珈琲が混じってるときは間違いなく位置がずれてます。
また焙煎中の機械の音も微妙に違ってきています。
このドラム位置のメンテというのが夏場にはつらく、
焙煎してる一番熱い時でないと出来ません。
理由は、靴を買う時間帯と同じ理由です。
一番足がむくんでる夕方に靴を買えとよく言いますが、
それと同じで焙煎機も一番金属が膨張してるときに位置調整を行います。
焼きむらも味のうちと言いますが、
機械の調子を常に気をつけて、いい豆を使えばほぼ焼きむらは出ないものです。
ひどい焼きむらがあるときは間違いなく豆か機械のどちらかに原因が見つけられます。
腕のせい。
それも多少はあるかも。その時は謙虚に精進のみ。
そしてダクトや冷却器の下にたまるシルバースキンに煙突掃除。
焙煎の度の拭き上げ。
時間をかけて機械から出るシグナルに耳を傾けることで日々の焙煎が行えます。
メンテが出来た時の珈琲は、ちゃんとお礼をしてくれます。
深い深い濃オレンジのエキス。うれしくなる瞬間です。